千歳のまち航空祭のブルーインパルス

2026年9月6日に開催された『千歳のまちの航空祭』では、ブルーインパルスの展示飛行が開催されました。

ブルーインパルスは、航空自衛隊の航空祭や国民的な行事で展示飛行を行う専門チーム。

正式名称は、宮城県の松島基地に所属する「第4航空団 飛行群 第11飛行隊」で、青と白に塗装された6機が、精密な編隊飛行やダイナミックな曲技飛行を披露します。

1960年に誕生した飛行チーム

ブルーインパルスは1960年、浜松基地で誕生しました。

初代の機体はF-86F戦闘機です。

1964年の東京オリンピック開会式では、カラースモークで空に五輪を描きました。

1970年の大阪万博では「EXPO’70」の文字を描き、その存在が広く知られるようになります。

その後、使用機は次のように受け継がれてきました。

  • 初代:F-86F(1960~1981年)
  • 2代目:T-2(1982~1995年)
  • 3代目:T-4(1995年に編成、1996年から展示飛行開始)

現在使用されているT-4は、国産のジェット練習機です。

高い運動性能と安定性を備え、密集した編隊飛行や、スモークでハートや星を描く演技に適しています。

東日本大震災、そしてコロナ禍へ ― 応援飛行という役割

2011年の東日本大震災では、本拠地の松島基地が津波によって大きな被害を受けました。

ブルーインパルスは一時、福岡県の芦屋基地で訓練を続け、その後、松島基地での活動を再開しています。

この経緯から、ブルーインパルスは飛行技術を披露するチームであるだけでなく、復興や希望の象徴として語られることもあります。

2020年5月29日、新型コロナウイルスに対応する医療従事者への敬意と感謝を示す目的で、東京都心上空を飛行。

6機編隊で、正午過ぎから約20分間、東京タワーや東京スカイツリー、東京駅などの上空に加え、自衛隊中央病院や都立墨東病院など、感染者治療にあたる病院の上空を通るルートが組まれた。


同じような医療従事者を励ます応援飛行は、アメリカの空軍の公式アクロバット飛行チームであるサンダーバーズ(Thunderbirds)と海軍の公式アクロバット飛行チームのブルーエンジェルス(Blue Angels)も行っています。

千歳航空祭でのブルーインパルスの見どころ

ブルーインパルスの魅力は、パイロットの操縦技術だけではありません。

機体を整備する「ドルフィンキーパー」や、飛行管理・補給などを担当する隊員がチームを支えています。

複数の機体が正確な間隔を保ちながら飛ぶ姿は、高度な技術と綿密な訓練、整備、チームワークによって実現されています。

千歳飛行場の航空祭では、ブルーインパルスの離着陸や、給油の様子も見ることができるので、そのチームワークをより身近に感じることができます。

千歳のまちの航空祭での展示飛行
展示飛行後の給油の様子
展示飛行を終え駐機場に戻るブルーインパルス

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