日本の空港の忙しさについて、毎年8月に発表される国土交通省のランキングデータを紹介します。
日本国内空港における年間/日平均の着陸回数ランキング
日本国内空港における年間/日平均の旅客数ランキング
2018年 着陸回数ランキング <TOPは羽田空港>
【国内線と国際線】の両者を合わせたデータ、【国内線】のみ、【国際線】のみのデータからとった、上位5位のランキングです。
順位 | 空港 | 旅客数【国際線+国内線】 | |
年間 (回) | 日平均 (回) | ||
1 | 東京国際 | 226,747 | 622 |
2 | 成田国際 | 128,100 | 351 |
3 | 関西国際 | 93,559 | 257 |
4 | 福岡 | 90,052 | 247 |
5 | 那覇 | 81,803 | 225 |
順位 | 空港 | 着陸数 【国内線】 | |
年間 (回) | 日平均 (回) | ||
1 | 東京国際 | 183,408 | 503 |
2 | 福岡 | 70,492 | 194 |
3 | 大阪国際 | 69,303 | 190 |
4 | 那覇 | 69,132 | 190 |
5 | 新千歳 | 66,336 | 182 |
順位 | 空港 | 着陸数 【国際線】 | |
年間 | 日平均 | ||
1 | 成田国際 | 101,494 | 279 |
2 | 関西国際 | 70,197 | 193 |
3 | 東京国際 | 43,339 | 119 |
4 | 中部国際 | 19,567 | 54 |
5 | 福岡 | 19,560 | 54 |
国内線+国際線の着陸数をみると、東京国際(羽田)空港が1位、成田空港が第二位となるようです。
一方、国際線のみを見ると、成田空港が第1位となっており、羽田空港は第3位です。
2018年 旅客数ランキング <TOPは概ね羽田空港だけど・・・>
続いて旅客数のランキングです。
順位 | 空港 | 旅客数【国際線+国内線】 | |
年間(人) | 日平均(人) | ||
1 | 東京国際 | 84,893,742 | 232,586 |
2 | 成田国際 | 40,675,400 | 111,440 |
3 | 関西国際 | 28,859,727 | 79,068 |
4 | 福岡 | 24,639,104 | 67,505 |
5 | 新千歳 | 23,313,311 | 63,873 |
順位 | 空港 | 旅客数【国内線】 | |
年間(人) | 日平均(人) | ||
1 | 東京国際 | 66,924,762 | 183,356 |
2 | 新千歳 | 19,587,471 | 53,665 |
3 | 福岡 | 17,811,473 | 48,799 |
4 | 那覇 | 17,538,905 | 48,052 |
5 | 大阪国際 | 16,184,901 | 44,343 |
順位 | 空港 | 旅客数【国際線】 | |
年間(人) | 日平均(人) | ||
1 | 成田国際 | 33,426,313 | 91,579 |
2 | 関西国際 | 22,345,996 | 61,222 |
3 | 東京国際 | 17,968,980 | 49,231 |
4 | 福岡 | 6,827,631 | 18,706 |
5 | 中部国際 | 5,899,852 | 16,164 |
基本的に着陸回数と似たようなランキングです。
着陸数・旅客数どちらの結果を見ても、国内線では東京国際(羽田)空港が強く、国際線となると成田空港が強いようです。
2018年で目立っているのは新千歳空港が「国内線」の項目で第二位になっているところです。
2018年9月には北海道胆振東部地震があり、新千歳空港は9月の利用者数がガクッと減りました。
しかし、その後の復興支援対策で利用者が例年より増えたようです。
羽田空港は国内線が強い
東京国際(羽田)空港は、2010年の10月に新しい国際線ターミナルをオープンし、それ以降、本格的な国際化を進めてきました。しかし、年間着陸回数、旅客数ともに成田や関空に及ばないのが現状です。
羽田空港はあくまで国内線が強く、国際線の玄関口としては成田空港や関西国際空港が活躍していると見て取れます。
国内線に注目す、着陸回数・旅客数ともに、一位の羽田空港と二位以下には大きな開きがあります。着陸回数なら二位の福岡と二倍以上、旅客数は二位の新千歳と三倍以上です。
羽田空港は3月29日から国際線増便(の予定)
羽田空港では、インバウンド需要を取り組むべく国際線の増便を計画しました。
これは、成田空港には開港時間の制限がある事、滑走路を増設することが難しいことが理由のようです。
羽田空港といえども、滑走路を新設するのは大変なことですが、時間を限定して離着陸のコースを変更することで、新しく滑走路をつくる事なく増便を可能にしたそうです。
詳しくはこちらのページもご覧ください。