StayHomeであっても、工夫次第では「飛行機」気分や「空港」気分を味わうことはできるかもしれません。
また「とにかく飛行機が好き」という場合には「住む」という選択もあります。
このページでは、「飛行機の家に住む」と言う夢を叶えた人たちを紹介します。
ポートランドで素敵な「飛行機」のお家に住むキャンベルさん
アメリカ西海岸のオレゴン州に、退役した「ボーイング727」を住宅に改造して住むという夢のような話を現実にした男性がいます。
Bruce Campbell(ブルース・キャンベル)さんはすでに仕事を引退していますが、以前は電気技師をしていたそうです。
1999年に引退したボーイング727を$100,000で購入、20代の頃に$23,000で購入していた土地に機体を運びました。

翼など機体の一部を解体して機体を運んだため、その費用に$120,000程もかかったそうです。
キャンベルさんは様々な改良を重ね、1年のうち半年はこの素敵な飛行機ハウスで暮らしているそうです。彼は日本が好きで、一年のもう半分は、日本の宮崎県で暮らしているそうです。

宮崎県にボーイング747の家をつくることも計画しているそうです。
プロジェクトの目的は「住居」として飛行機の有用性を示すこと
キャンベルさんには哲学があり、ただ楽しみのために「飛行機」を家にしたのではありません。
安全で有用な「住居」として、優れた構造物である「飛行機」の有用性を人々に知ってほしいと考えています。
- 飛行機は「円筒形の構造」…「直方体」の一般的な家に比べれば、地震や暴風にも強い
- アルミニウム合金が主となる胴体部分…防腐性、耐火性に優れている
彼のHPによると、ジェット機は、1日に3機の割合でスクラップにされており、優れた構造物をスクラップにするなんて、こんなにもったいないことはない、と訴えています。

飛行機の機体は上空10 kmと言う高度を高速で飛行するかなりの「ハイテク機材」です。強い材質でつくられた文明の結晶、ぜひ再利用されて欲しいものです。
飛行機ハウスを訪問する方法
キャンベルさんは情報発信も豊富にしており、彼のホームページにはイベント情報が乗っています。
ポートランドでは「ちょっと変わった素敵なお家」を訪問できるツアーが開催されており、年に一回は見学のチャンスがありそうです。2020年の分はCOVID-19のために残念ながらイベントは中止ですが、来年以降、チャンスがあるでしょう。
Turbulenceというツアーも少なくとも2018年以降、毎年開催されているようです。
ヒューストンにある「マクドネル・ダグラス」のお家
テキサス州のHoustonには、マクドネル・ダグラス製の二機の航空機が「家」として仕事をしています。
この家を作ったのは、飛行機と自由を愛するJoe Axlineさんで、2011年4月にProject Freedomと名付けた計画を開始、飛行機に住む」言う夢を実現させたそうです。
青い塗装のMD-80はFreedom、もう一方のDC-9-41はSpiritと言う愛称があるそうです。
Joeさんは自家用操縦士や計器飛行のライセンスを持っているそうです。また、彼の計画はまだ終わっておらず、ミニ管制塔とミニターミナルを設置する予定だそうです。
Joeさんの家も見学可能です。
アメリカだけでもまだまだある飛行機ハウス
ミシシッピ州ブノワにもボーイング727を使ったお家に住んでいるJoanne Usseryさんと言う方もいます。
コックピットのすぐ後ろにジャグジーバスをつくるなど、豪華仕様です。
Mississippi woman converted a Boeing 727 into a stunning lakeside home
また、テネシー州アシュランドに住む一人のパイロットも、飛行機に魅入られた結果、MD-8に住んでいるそうです。
さらに、カリフォルニア州には大型機のボーイング747機の翼を使っておしゃれな家を作り上げた方もいます。
参考文献
This guy turned an entire Boeing airplane into a house for $220,000, and now he lives in it(Buisiness Insider)
Bruce Campbell Turns Boeing 727 Plane Into His Home(Awsome Investor)