【なりきり暗唱】音声教材の活用方法【英語を話すための地道で効果的なレッスン】

もしも、あなたが

「好きだから何度でも見てしまう洋画がある」

「この役者さんのセリフを永遠に聴いていたい」

「喋り方が美しすぎる」

というような「作品愛」を持っていたとすれば、英語学習はかなり捗ります。

もしなくても、やっていくうちに何かしらハマるものが見つかるので大丈夫です。

この記事では「英語で発話すること」を目標として「洋画を使ったオススメ勉強法」である「なりきり暗唱法」をご紹介します。

教材は必ずしも映画でなくても大丈夫です。自分が「何度でも聴きたくなるような」音声教材(スクリプトあり)を用意して下さい。

必要なもの

スクリプト付き(喋った内容を文章で確認できる)の音声教材
作品愛

暗唱(アウトプット)までが「勉強した」と言える

英語はすぐには伸びません。

知識があっても喋れません。

場数、継続、圧倒的なインプットが必要です。

この前振りだけで勉強する気が失せる。

しかし、すぐに実感がなくても「効果的な勉強をした」と思えれば続けることができます。

どんな風にすれば「(きっとそのうち)効果を実感するぞ!」と思い込んで続けられるの?

重要なのは、

『アウトプットする』

ことです。

アウトプットまでしてやっと「勉強した」とカウントできます。

ところで、アウトプットって何すればいいの?一人でできるの?

具体的には「実際に使うことを意識」して「自分で話してみる」のです。

まず、映画などから、好きなセリフを選びます。

覚えた英文を

「独り言」ないし「一人役者」

として実際に口に出してください。

それをさらに、

カンペなしで「すらすら」口ずさむ

ところまでやってようやく「1セット」です。

一人でできるどころか、むしろひとりきりの時でないとキツイ。もはや役者志望。

「フレーズ」「単語」ではなく「一文」を丸ごとインプットするのが大事です。

英語には第二言語として勉強している私たちには直感でわからない「リズム」「文章の中での音の変化」が含まれています。

「1単語」「1フレーズ」をただ暗唱するだけでは、「会話の流れ」の中にある情報が抜け落ちてしまっています。

なので、欲を言えば同時に発音もしっかりと勉強すべきですが、まずは

ネイティブスピーカーの喋り方・抑揚・リズムを可能な限りマネする

ように努めてください。

学習例(1)自分で映画の好きなシーンを探してくる

初めは、ほんの「一往復会話」や「ちょっと長めの決め台詞」くらいで十分です。

むしろ、ほんの少しの会話を全て完コピするのだけでもかなり大変です。

例えば、ジェイク・ギレンホール主演の「ナイトクローラー」で彼が「モットー」としているセリフでもいいかもしません。

If you want to win the lottery, you have to make the money to buy a ticket.

Nightcrawler (2014) 

わからない単語の意味を調べたり、できるなら発音や発音記号を調べたり、丁寧にやれば無限にやることがあります。

「生の英語・テンポをそのままコピーすること」が目的なので、なるべく「自分ではとても英訳が出てこない様な文章・言い回し」をコピーするのが良いでしょう。

会話でなくても「It’s amaging!」などのフレーズ的から始めてもいいのですが、なるべく早く、やや長めのセリフをカッコよくキメるのが

学習例(2)Rupa先生のYoutubeチャンネル

初めは、ほんの「一往復会話」「二往復会話」で十分です。

Rupa先生の英語は「フレーズ」についても丁寧に解説してくれます。

勉強するべきポイントも参考になるので「例文」だけでなく「勉強方法」を学ぶためにもお勧めです。

某ス◯ード◯ーニングのようにただ聴き流すのは勉強の「途中」までで終わってしまっている、問えるかもしれません。

ホントに効果あるの?

ブログ主の体験談としては、むしろこの方法以外ではあまり上達を実感できませんでした。

いつの間にか鍛えられたリスニング力

「例文を覚え」「暗唱する」ことを続け「リズム」に親しんだことで、いつの間にかリスニング力が上昇しました。

数値データは覚えてないのですがTOEICのリスニング力が上昇しました。

いつの間にかつく発話力

自分が好んで覚えていた「セリフ」「覚えたフレーズ」そのものを使う機会はあまりありませんでした。

“If you want to win the lottery, you have to make the money to buy a ticket”

の使いどころのなさ。もっと実用的なものを覚えた方がいいのでは。

実用的なものを完コピしていけば、すぐに使えるのでより「発話」がしやすくな流と思います。

しかし、たとえ普段使わない様なセリフを覚えるだけでも「文法のリズム」「単語の置き方の法則」を大量にインプットすると、不思議と「発話」がスムーズになるのを実感しました。

上手く説明ができませんが「脳味噌が言語を学習する」というプロセス(の不思議さ)を実感したとでもいう感じです。

少なうとも半年から1年は続けること

仕事が忙しいと毎日きっちり時間をとることはなかなか難しいので、初めは一週間に一度は必ず時間をとる、と決めてやっていました。

だいたい、半年から一年程度で「実感」としての違いを感じることがありました。

続けるための工夫という名の「作品愛」

英語を勉強していると、

「結局、一体何をすれば劇的に上達するんだ!全然上手くなっていない!」

と不安になり、続けていた学習をやめてしまうことも多いと思います。

大事なのは、まずは「とにかく続けること」です。

そのために何度でも見たい(聴きたい)「作品」を選ぶと楽しく続けることができます。

「止めてしまうこと」が「成長」を妨げる大きな原因であり、そして続けていれば必ずその分(見えなくても)知識が増えている、つまり上達しているのです。

あきらめずに、とにかく続けましょう。

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